広島のサッカークラブチーム サンフレッチェ広島が
1994年から使用しているホームスタジアムが 現在の広島市安佐南区にある広島広域公園陸上競技場ビッグアーチ(エディオンスタジアム)から広島市中区基町にある中央公園自由芝生広場に移転することに決定いたしました。
現在のエディオンスタジアムは市内中心部からのアクセスが悪く道路も1本で
2万5千人の観衆が来場すると渋滞が発生、駐車場も多くなく交通が麻痺することがしばしばありました。
またスタジアムの立地場所が山合いという事で天候が変わりやすくスタジアムの作り自体も屋根がほぼなく雨などの観戦ではびしょぬれになり雨をしのぐ場所も無いという状態でした。
また上空から見た形が円形という事で客席が遠く感じ試合の迫力臨場感にも乏しい状態で
2002年の日韓ワールドカップの際も
FIFAの基準に達せず招致に失敗したという過去があります。
また、アクセスが悪いためクラブ側がシャトルバスを運行し 1 試合当たり数百万円の負担が発生するため 平均で
1万5千人の観客が入らないと赤字になるという点や、プロ野球の広島東洋カープがマツダスタジアムに移転した際に 4 位だったにもかかわらず過去優勝した年よりも来場者が増えたというデータがあり立地場所にも大きく左右されるという点もありました。
移設に関して3か所候補地が検討されました。一つは南区宇品地区にある広島みなと公園案、一つは旧広島市民球場跡地案、そしてもう一つが中央公園自由芝生広場案でした。
中央公園自由芝生広場に決定した理由は、広島みなと公園は公共交通機関の終点地という事で現在のエディオンスタジアムと同様の問題が発生する可能性があるため却下され、旧広島市民球場跡地はアクセスは良いとしても大きさキャパシティに問題がある点と世界遺産の原爆ドームや平和公園の至近という関係で高さ規制があり建設するには地面を掘らないといけない為に建設費がかさむという点で却下されたという経緯があります。
中央公園自由芝生広場にスタジアムができるのは 2024年の予定です。
移転後は市内中心部になる為来場もしやすくなる事でしょう。世界的に有名なナショナルジオグラフィックやニューヨークタイムズで世界の行くべき場所のトップ 10に瀬戸内の島々が取り上げられ今後も世界からたくさんの旅行者が訪れるでしょう。
また、プロ野球の広島カープは今元気で広島の盛り上げになっていますので サンフレッチェにも負けじと広島を盛り上げていただきたいと感じております。